7月8日午後。大阪市北区の「工
Posted by sfjjf2549 on Thursday, February 2, 2012
モンクレール7月8日午後。大阪市北区の「工房アルテ」では、人工ボディー技師・福島有佳子(40)がヘラを握り、一心に作業机に向かっていた。細部の形状を整えているのは乳房。翌日の引き渡しに向けた仕上げ作業だ。 がんで片方の乳房を失った依頼者の女性(57)の願いは「孫とお風呂に入りたい」。それに応えるため、肌地の色に通常より赤みを着け、特殊な粘着材を使えば湯につかっても外れない細工を施した。常に技術開発と工夫を続ける福島。原動力は、依頼者が人工ボディーに託す思いの強さだという。 「こんなん私の足じゃない」 約10年前、交通事故で両足を失った20歳代の恵美さん(仮名)は、福島の前で泣き叫んだ。膝下は金属製の義足。モデル経験もある彼女は自分の姿が耐え難く、歩行訓練も放棄していた。 ハイヒールのサンダルをはける足が欲しい――。恵美さんの依頼は、福島には賭けにも近い仕事だった。転んでけがでもすれば責任問題になりかねない。恵美さんにも相当の歩行訓練が必要になる。 それでも福島は、覚悟を決めた。「私やってみる。だから、一緒にがんばろう!」 普通の義足でも難しいハイヒールでの歩行を、材質の柔らかいシリコーンの足でいかに可能にするか。福島はつま先に埋め込む補強材を様々に試し、しなりや角度などに改良を重ねた。恵美さんも歯を食いしばって義足での歩行訓練に励んだ。 半年後、完成したのは事故前と同じサイズ23・5センチで、かかとの高さ5センチの靴にぴったりの足。恵美さんは早速、サンダルを履き、そろりと一歩を踏み出した。その時に見せた笑顔を、福島は生涯忘れることはない。 福島が作る人工ボディーはすべて注文制作だ。依頼者の心に同化し、痛みや苦しみを胸の奥で感じながら、数か月かけて成形し、色を塗り、削りを入れていく。相手が心から望むものになるまで何度でも作り直す。 家には子供が2人。仕事が深夜に及び、申し訳なく思うことも多いが、建築士の夫(41)は「お前を待ってくれる人がいるなら」と送り出してくれる。 依頼者と共に作り上げる――。苦しいこともあるけれど、その喜びが今日も彼女を工房に立たせている。(敬称略)警察庁のホームページ(HP)が7月中旬、閲覧しにくくなった問題で、原因は中国から大量のデータが送り付けられたサイバー攻撃だったことが分かり、同庁は26日、中国捜査当局に発信元の特定と再発防止を求めた。同庁のHPは昨年9月にもサイバー攻撃を受けている。 警察庁のHPは7月10日から11日にかけ、約3時間にわたり閲覧に支障が出た。この間のアクセス件数は通常の約20倍に上った。 同庁によると、サイバー攻撃は85カ所のIPアドレス(ネット上の住所)から発信されており、9割に当たる78カ所は中国にあった。昨年9月の攻撃の際と同一のIPアドレスはなかった。 分析の結果、中国の大手検索サイトの掲示板に攻撃を呼び掛ける書き込みを発見。標的として同庁のHPアドレスが記載されており、大量のデータ送信を可能にするソフトがダウンロードできるようになっていた。 書き込みには、7月4日に沖縄県の尖閣諸島上空付近を飛行した中国の偵察機に対し、航空自衛隊機が緊急発進したことを報じるニュースサイトへのリンクが張られ、領有権をめぐる抗議の意味があったとみられる。[ロンドン 24日 ロイター]